Frank Zappa: Wazoo 価格: 2,885円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 Petit WazooをCD化したImaginary Diseaseに満足出来なかった方は、こちらをどうぞ。これが正真正銘のライブ版Grand Wazooです。1972年9月の約2週間に数回のみ行われた公演から取捨選択されたものです。音質が良いこと(これは多層的で精緻なZappaの音楽のような場合とても重要です。)が、これまでブートレグでしか聞けなく悔しい思いをしてきたマニアの溜飲を下げてくれます。ただし、コンサートで演奏された曲で当CDに未収録のものもあるのが何とも残念です。添付リーフレットは当時の記事その他でとても貴重。 |
Just Another Band from L.A. 価格: 752円 レビュー評価:4.5 レビュー数:4 メンバーは、ザッパ(ギター、ヴォーカル)、マーク・ヴォルマン(リード・ヴォーカル)、ハワード・ケイラン(リード・ヴォーカル)、イアン・アンダーウッド(管楽器、キーボード、ヴォーカル)、エイズレー・ダンバー(ドラム)、ドン・プレストン(キーボード、ミニ・ムーグ)、ジム・ポンス(ベース)。それにしても強力なメンツだ。私自身は、エディ&フロ時代の代表作と、一般に言われる「フィルモア・ライブ」よりもこちらの方が、演奏、楽曲共に強靭で好きだ。思いっきりアホな変態ヴォーカル・デュオと、才人イアン・アンダーウッド、ヘンな音担当のビリー・プレストン、職人エイズレー・ダンバーを従えたザッパ・バンドは、本当にお |
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閣下〈2〉Your Excellency 2―52 petite comedies 価格: 1,260円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 「閣下」につづく作品です。もちろん登場人物は同じ。起きる事件が違うだけなのです。ページをめくりながら、笑いながら、深く重い悲しみと、やるせない憤りを感じてしまいました。作者はまさか、怒って欲しいなどとはおもっていないのでしょうけれども。「ヤンとカワカマス」といった、静謐なおだやかな物語と近いものを想像してこの本を読むと、辛辣さにきっとびっくりされるでしょう。 これもまた作者の別の才能発揮?新聞の下手な時事戯評などより遙かに高尚かも知れません。いや、高尚ですっ! |
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コメディードラマ・ソングブック 価格: 2,548円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 2007年に惜しまれながら帰らぬ人となった名優、石立鉄男のユニオン映画時代の作品から、テーマミュージックをピックアップした貴重なCDである。彼が去ったそのすぐ後に渋谷のTower Recordで追悼盤として販売していたのを購入したが、今ではもっとも大事なコレクションの一つとなった。 石立作品の魅力については今更多くを語る必要はないが、重大な要素の一つが音楽であることに間違いはない。そのほとんどを作曲したのが大野雄二氏、「パパと呼ばないで」だけが羽根田武邦氏である。それぞれがドラマの内容を彷彿させ、感慨深い。昭和という時代。特に70年代を生きた世代は、郷愁に打ちのめさ |
Burnt Weeny Sandwich 価格: 768円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 そのアルバムがどれも音楽史に残る大傑作と言えるフランク・ザッパ作品の中でも トップクラスの出来を誇る、初期マザーズ・オブ・インベンションの大傑作。 このアルバムはまずWPLJという底抜けに明るく楽しげな酒賛歌のヴォーカルソングで スタート。その後、サンドイッチ状に配された、チャーミングで少しコミカルな、 そしてどこか淋しげで郷愁を誘われる現代音楽風室内音楽を積み重ねながら、次第に リスナーをシリアスな緊張状態、興奮状態へと導いていく。そしてその緊張と興奮は、 18分を超えるインスト曲、「俺が住んでいた小さな |
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